第三次冷戦

■この項目では、第三次冷戦について説明しています。それ以前の冷戦については「冷戦」、「第二次冷戦」をご覧ください。

第三次冷戦（だいさんじれいせん、Third Cold War）とは、高速経済成長を遂げたロシア陣営とアメリカを始めとするNATO陣営との対立構造のことである。米露新冷戦とも呼ばれる。

概要と現状 　[編集]

第三次冷戦の背景には、ロシアの人口増加・政府改革、および国内での新しい海洋資源の発見・獲得による経済高速成長があった。技術者・科学者への膨大な支援をし、同国の技術発展を遂げることとなった。これにより、ロシアの国内総生産（GDP）は世界2位になり、アメリカと並ぶ規模となった。これまでNATOやEUなどの欧米を中心とした機関や連合に加盟していた一部のロシアに近い諸国がロシアを中心とした連合体への加盟を始め、再びロシアの影響力が強まることとなる。一部ではこれがアメリカの世界一極支配の崩壊とも言われている。

この高速成長を遂げたロシアが率いる新東側諸国と欧米諸国の対立が近年、激化の一途を辿っている。